結石|尿路結石を予防する食事
●野菜、海草、青身の魚を適度に
マぐネシウムが豊富な野菜を食べることで、結石の形成を抑制することが
出来ます。アルカリ性の野菜は体の酸性化を防ぎ、結石の抑制物質である
クエン酸を作ってくれるのです。
ただし、野菜ばかりの食生活ではシュウ酸の取り過ぎにつながりますから、
1食1皿を目安にしましょう。バランス良く食べることが大切です。
ただし、ホウレン草、タケノコ、ナッツ頬はシュウ酸を多量に含んでいますから、
生で摂るのではなく、茹でてから摂るようにしましょう。
また、シュウ酸を多く含む紅茶、コーヒーにはカルシウムを含むミルクを
入れて、シュウ酸とカルシウムが結合して不溶性の結晶になり、
吸収されない状態にしてから摂ると良いでしょう。
青身の魚も結石予防に有効といわれますが、これも食べ過ぎは逆効果です。
イワシやレバー、納豆にはプリン体など尿酸の前駆体も含まれますから、
バランスを考えながら食べましょう。
●塩分、砂糖は控えめに
砂糖は尿中のカルシウム濃度を上げ、結石の形成を手伝ってしまいます。
摂り過ぎには十分注意しましょう。とくに、缶入りのソフトドリンクは
約10%の砂糖とリン酸が含まれていますから、極力摂らないでください。
塩分も尿中のカルシウムを増加させるので、なるべく控えるように心がけて、
素材の味を楽しむ食事を摂るようにしましょう。醤油も控えめにしましょう。
●バランスよく食べる
結石形成に最も良くないのは、偏った食生活や過食、運動不足です。
食事はバランス良く規則正しく摂ることを心がけてください。肥満にならない
ように運動にも日々取り組むようにしましょう。
夕食を食べ過ぎるのも、結石にはよくありません。夜食べたものが、
尿中に排泄されて尿中の濃度が高くなり、結石が出来る好条件になります。
寝る直前の食事も同じ理由で厳禁です。