治療と手術
尿管結石と診断されたら、その大きさに応じて治療方針が決定されることが多いようです。
4mm以下の尿管結石
基本的には、鎮痛剤などの薬剤を使い、自然排石を待つ保存療法が中心になりますが,
あまりに発作が頻回に繰り返したり,腎盂腎炎といって高熱を発する腎の感染症の原因となり,
早急な結石の除去が必要な場合はESWL(体外衝撃波による結石破砕術)等の治療が必要になる場合があります。
5〜9mmの尿管結石
サイズが上記の中間にあたる場合、4mm以下の結石と同様にまず保存療法で治療しますが、
排石まで時間を要し、水腎症で腎機能が悪化したり、腎盂腎炎で発熱したり,
疼痛発作の繰り返しで日常生活の質がが著しく損なわれる場合は、10mm以上の結石と同じ治療を行います。
10mm以上の尿管結石
まず、自然に排出しませんので、ESWL(体外衝撃波による結石破砕術)等の手術が必要です。